Story

2020年、新型コロナウィルスの感染拡大の懸念によってコンサート/ライヴなど多くの公演活動が中止となり、活動の縮小を余儀なくされました。そんな中、なんとか音楽を届けられたらという想いで始めたのが、映像による新たな活動でした。

コロナ禍の数年間、オンライン(動画配信)によるライヴやゴスペルレッスン、礼拝のためのワーシップ動画を制作し、必要のあるところへ届けてきました。当初は自分の音楽を配信するために始めたこの映像プロジェクトも、その奥深さに触れ、やがて表現手段の一つとして、映像や写真と向き合っていきたいと思うようになりました。コロナによって世界の常識は大きく変わり、マイナスな出来事も多くありましたが、自分の中の凝り固まった考えを壊してくれたという意味では、個人的には良い面もあったのかなと思います。

”PADDLEs Creative”(パドルズクリエイティヴ)とは、どういう意味なのか?

僕はカヌーが好きで、カヌーは僕にインスピレーションを与えてくれます。ただの器のようなボディと、水をかくパドル。たったそれだけで水面を滑るように進んでいく。木でできているところも、日頃アコースティックギターを手に歌う自分のスタイルに何か共鳴するものがあるのかもしれません。

「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい。」(ルカの福音書5章4節)

これは、漁師のシモン・ペテロにイエス・キリストが伝えた言葉です。世界がどういう情勢であったとしても、時が良くても悪くても、深みに漕ぎ出していきたい、そう思わされる言葉です。それは音楽や言葉、映像、写真、どんな表現手段でも良いのです。応援してくださる皆様とともに、自分に与えられたPADDLE(=パドル)を使って、沖へ漕ぎ出していきたい。そのように願ってやみません。

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